「ニャンとも清潔トイレ」に関する事業は、2024年6月より花王株式会社からエステー株式会社に事業譲渡されました。
15歳のチンチラ(オス)です。予防注射に行ったとき、腎機能が低下しており、尿毒症の症状が見られると言われました。血液も減少し、貧血状態であるとのことです。体重を減らさないようにとのアドバイスだったのですが、今までの食生活でよいのでしょうか。今までは、市販の缶詰のキャットフードと、おやつにドライフードを与えていました。少しでも症状を軽減する食事があれば教えてください。
(銀猫さん)
年1回の予防注射は、愛猫の健康状態を知るために大変有効な機会です。今回、このワクチン接種時に血液検査が行われ、腎機能の低下が発見できたことは幸運だったと思います。
愛猫の場合、尿毒症と貧血を併発しているので、慢性腎臓病がかなり進行していると考えられます。もしも食欲が落ちていたり、嘔吐が見られるようならば、まずは点滴治療などが必要と思われます。
食事療法では、十分な量の食事を食べてくれるということが大原則となります。というのも、摂取するカロリー量が、体を維持する量よりも少ないと、自分の筋肉を消耗し、痩せてしまうとともに、尿毒症の症状を悪化させてしまうからです。
慢性腎臓病の場合、大切なのは、十分に水分を摂取すること。そして、最小限の良質な維持たんぱく質を含み、カリウムを補給し、リンを制限する食事を与えることです。また、貧血がある場合には、赤血球の原料となる鉄やビタミンも必要です。
慢性腎臓病には、多くのメーカーから療法食が販売されています。栄養バランスから考えると、これらの療法食を与えるのがもっとも適していると思われますが、猫は食事を変更することが大変むずかしい動物なので、ひとつひとつ試しながら、少量ずつ変更するとよいでしょう。
療法食はいずれも動物病院で購入することができますので、かかりつけの先生に相談してみてください。
(回答:Tokyo Cat Specialists 院長 山本宗伸先生)
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