「ニャンとも清潔トイレ」に関する事業は、2024年6月より花王株式会社からエステー株式会社に事業譲渡されました。
水をあまり飲みません。飲ませる方法を教えてください。以前に血液検査をしたところ、慢性腎臓病(腎不全)の予防期と言われ、フードを腎臓病用(ドライフード)に切り替えました。おかげで血液の数値もよくなったのですが、病院で血が濃いと言われました。血が濃いと腎障害になりやすいので、水を飲ませるよう言われたのですが、もともと水はあまり飲まないようで、1日50mlぐらいです。高齢猫用のドライフードに戻したところ、また血液の数値が悪くなったので、現在も腎臓病用のドライフードを与えています。お医者さんには、ドライフードに水をかけて与えればよいと言われましたが、そうするとまったく食べません。通販で買った、水がおいしくなる水飲み茶碗に変えてみたりしましたが、まったく効果はありませんでした。
(かねぴょんさん)
猫は砂漠に住む動物で一般にはあまり水を飲まないとされており、理想的な1日の飲水量は体重1kgあたり30〜50ml程度です。特に缶詰のような水分を多く含むフードを食べていると、ほとんど水を飲んでいる姿を見かけないのが通常です。基本的にはウェットフードを与えていれば、水は十分だと考えます。腎臓病用フードにもウェットタイプのものがありますので、試してみるのもいいかもしれません。
ただ、猫は生後6ヵ月頃までに経験をしない食べ物は、食べなくなるといわれています。ご相談の猫はドライフードで育っているようですので、なかなかウェットフードを食べさせるのが難しいかもしれません。もし経口的に水を飲ませるなら、注射ポンプやスポイトを使用して口に含ませる飲ませ方がもっとも簡単だと思います。
もし腎障害の初期で、腎臓病用フードを食べていても数値が悪化するようならば、自宅で点滴する方法が勧められます。診療の際、獣医が飼い主に皮下注射の方法を指導し、飼い主が自宅で皮下に点滴をする治療法です。この在宅ケアによりQOLが向上し、たくさんの猫が快適に過ごしています。かかりつけの先生に相談してください。
(回答:Tokyo Cat Specialists 院長 山本宗伸先生)
ご存知でしょうか?猫は痛みや不調を、仕草や行動で表しにくい動物です。時には、「おしっこの変化」に表れているのに、飼い主さんがそれに気づくことができていないことも…
おしっこの変化に気づけるように、毎日のトイレのお世話時に「おしっこチェック」を習慣にしてみませんか?実はカンタンにできちゃうんです。