「ニャンとも清潔トイレ」に関する事業は、2024年6月より花王株式会社からエステー株式会社に事業譲渡されました。
オス猫5匹とメス猫2匹を室内で飼っています。そのうちのオス2匹(4歳と2歳半)の折り合いが悪く、半年前からスプレー行為が始まりました。フェロモンスプレー、アルミホイル、柑橘系のにおい、トイレを増やす、トイレの場所を変える、オモチャを増やす、遊ぶ時間を増やすなど、いろいろ試してみても効果がありません。
2歳半の猫は、生後5カ月のころに、1度里子に出したのですが、里親から戻されて来た猫です。わが家に戻ってきてから1年半は、他の猫すべてと仲よしとはいかないまでも、大した問題はありませんでした。スプレー行為の始まった時期に、環境の変化、家族のスケジュールの変化などはなく、2匹の折り合いが悪いという以外、原因がよくわかりません。猫には猫なりのケンカの理由があるということで、ケンカもできるだけ干渉していません。この場合、お互いの気配やにおいに徐々に慣らすなど、仲直りをさせる手順をふまえれば、スプレー行為も治まるのでしょうか。
また、歳をとるごとにスプレー行為も治まるという話を耳にしましたが、その場合、何歳ぐらいまでかかるものでしょうか。昨今では、精神安定剤の投与も騒がれていますが、薬を与えることは、副作用次第ですが、あまりしたくありません。何かアドバイスをいただければ幸いです。
(U.S.A Yumさん)
スプレー行為が直らなくてお困りなのですね。仲の悪いうちの1匹は一度里親から戻ってきたとのことですが、原因は何だったのでしょうか。もしかしたら、里親先でも不適切な排泄、もしくはマーキングをおこなっていたのではないでしょうか。
スプレーと不適切な排泄行為では、原因も治療法も異なります。以下に簡単に相違点をあげておきます。
「不適切な排泄」と「スプレー行動」の相違点
Yumさんのお宅のケースがスプレー行為だった場合、テリトリー争いもひとつの原因として考えられますが、かなりの多頭飼育なので、単純に2匹の間だけの問題とは限りません。また、直すのも非常にむずかしいのではないかと思います。本当に問題行動を直したいと考えておられるならば、きちんと専門家のカウンセリングを受けることをおすすめします。
その場合、診断に必要となる詳細なデータを持っていった方がよいので、簡単に項目をあげておきます。
以上の項目をレポートにして持っていくと、より適切なアドバイスを得られるでしょう。
(回答:Tokyo Cat Specialists 院長 山本宗伸先生)
ご存知でしょうか?猫は痛みや不調を、仕草や行動で表しにくい動物です。時には、「おしっこの変化」に表れているのに、飼い主さんがそれに気づくことができていないことも…
おしっこの変化に気づけるように、毎日のトイレのお世話時に「おしっこチェック」を習慣にしてみませんか?実はカンタンにできちゃうんです。