「ニャンとも清潔トイレ」に関する事業は、2024年6月より花王株式会社からエステー株式会社に事業譲渡されました。
愛猫がいつまでも健康で元気に過ごすためには、動物病院との連携は欠かすことができません。動物病院は病気になったときに治療に行くだけではなく、病気にかかる前の予防のためにも行くことが理想的。普段の様子をよく知ってもらっていれば、異常が起こったときに適切な治療を受けることができるからです。
そのためには、普段から相談やアドバイスが気軽に受けられる、信頼できるホームドクターの存在がとても大切です。愛猫の健康は、飼い主と獣医師の信頼関係にかかっているといっても過言ではありません。
信頼できる動物病院選びのポイントは、
・獣医師やスタッフの動物に接する態度が誠実
・説明がわかりやすくてていねい
・治療技術が納得できる
・治療費の会計が明瞭
・病院が清潔
・緊急時の対応がしっかりしている
などが挙げられます。
予約可能な動物病院であれば、事前に電話を入れて予約をしてから行きましょう。予約を入れておけば、具合が悪い愛猫を待合室で長く待たせることもなくなります。特に緊急時は、事前に電話で症状を伝えておけば、獣医師側も到着前に必要な準備をしておくことができ、すぐに治療にとりかかれます。
また、治療のために動物病院へ行ったとき、どんな情報を伝え、獣医師から何を聞いたらよいのか、意外とわからなくなってしまうものです。獣医師にはいつ頃からどんな異常が起こったかなどを的確に伝えます。食事の内容や量、回数、排泄の回数や状態、愛猫の性格など、普段の生活ぶりを伝えることも診断に役立つことがあります。嘔吐や下痢の場合は、排泄物をもっていくのもよいでしょう。
また、獣医師に確認することは、異常の原因とどんな治療を行ったのか、帰宅後はどういったケアが必要か、散歩や食事は普段通りでよいのかなど、気がかりなことは遠慮せずに納得するまで尋ねましょう。
「動物病院が苦手」という猫はとても多く、猫を動物病院に連れて行くのに、苦労している飼い主もたくさんいます。猫を動物病院へ連れて行くときには、必ずケージかキャリーバッグなど、しっかりとフタが閉まるものに入れてください。病院嫌いの猫はすきがあれば逃げだそうと必死になっているので、たとえ近所でもだっこして連れて行くことはとても危険。車で行くときも、車中でアクセルやブレーキペダルの下にもぐりこんだりすれば、交通事故になりかねません。
動物病院に行くときだけキャリーバッグに入れていると、「キャリーバッグ=動物病院へ行く=嫌なことが起こる」と猫は考え、なかなかバッグに入ってくれません。猫はもともと箱や袋などに入ることが大好きですから、普段からキャリーバッグを部屋の隅にでも出しておき、慣らしておきましょう。
また、だれが触っても嫌がらないようにしつけておくことも、スムーズに治療を受けるためには大切です。最低でも、年に1回の健康診断とワクチン接種のために動物病院へ行くようにしましょう。
監修:山本宗伸先生(猫専門獣医師)
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